September 23, 2008

なでしこ隊

遅ればせながら、ドキュメンタリーを見ました。

「なでしこ隊」

このストーリーは、他人事ではありません。昨年の演劇部上演作品「今日われ生きてあり」。これを女学生の視点から描いたものです。

高校生と同じ年代の少年が、片道の燃料と爆弾を積み敵艦に向けて出撃するという、「出撃=死」の特攻作戦は果たして志願だったのか、強制命令だったのか。考える余裕も与えられずに、志願させられる。志願した(させられた?)ものは日本人だけではない。陸軍指定となった知覧の食堂で歌ったアリランの歌。

作品をご覧になった方、または、当時のエピソードを扱った映画、本等いろいろありますので、ご存じだと思います。

特にここ最近、知覧の特攻を扱った作品が増えています。解釈はいろいろあると思いますが、ストーリーが美化されすぎているものが多いような気がします。

この作品を演じるため、様々な資料を調べ、知覧特攻平和会館へ日帰りで向かったり、様々な時代考証を行いました。家族や恋人へ宛てた遺書。託した遺品。今ではそのものだけが真実を知っています。

穴澤少尉が智恵子さんに宛てた手紙「会いたい、無性に…」のくだりや、食堂のおばちゃん鳥濱トメさんへの特攻兵の特攻前夜最後の言葉「ぼくは明日死ぬ。おばちゃん、ぼくの命の残りをあげるよ、その分長生きしてね」など有名なエピソードも多いですね。涙無くしては語れない話ばかりで、日本人の琴線に触れるものばかりです。この鳥濱トメさんが知覧特攻記念碑建立のために知覧町の役場に請願を続けていたのはあまり知られていない話です。

父母や家族を守るために自分が死にに征く。戦時中は軍神と崇められ、終戦後は気違いあつかい。時代に翻弄された少年達とそれを見守る人たち、残された人たち。

本当にに晴れやかに、笑って征ったのでしょうか。

この戦争が、この作戦が歴史の一事実であることを忘れてはいけないでしょう。



keiho_drama_club at 16:46│Comments(1)TrackBack(0)演劇(独り言) 

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この記事へのコメント

1. Posted by Mっちー   September 25, 2008 22:35
この記事を見て、去年の演劇を思い出し目頭が熱くなりました!

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